報道によると、プリンスがジェイ・Zのタイダルを除くすべてのストリーミング音楽サービスから楽曲を削除してから19カ月以上が経過し、ミュージシャンの遺産管理団体は2月12日にトップヒット曲のセレクションをApple Musicやその他のプロバイダーにリリースする予定だという。
この件に詳しい音楽業界筋の話として、ニューヨークポスト月曜日の報道によると、プリンスのワーナー・ミュージック・グループのアルバムは、来月のグラミー賞授賞式中にApple Music、Spotify、Pandora、Google Play、Deezerなどのストリーミング配信サイトでライブ配信される予定だという。
「レッツ・ゴー・クレイジー」、「パープル・レイン」、「ホエン・ダヴズ・クライ」などのヒットシングルを含むワーナーのアルバムは、プリンスが競合するストリーミングサービスからコンテンツを突然撤去して以来、Tidalの独占タイトルとなっている。2015年7月に。当時、GoogleはGoogle Play Music All Accessからアルバムを取り出すリクエストは受けていないと述べたが、後日トラックは削除されたようだ。
プリンスの削除要請は死のわずか9か月前に行われた昨年の4月。それまでの数か月間、彼の財産はアーティストのカタログを人気のストリーミングサービスに戻す交渉を続けてきた。
プリンスの死去に際し、Appleは自社のTwitterアカウントを通じて応援メッセージを送り、プリンスに敬意を表した。幹部らも個人アカウントに追悼のコメントを投稿し、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は同ミュージシャンを「真の革新者であり、特異なアーティスト」と呼び、「彼の音楽と影響力は何世代にもわたって生き続けるだろう」と述べた。マーケティング責任者のフィル・シラー氏は「『空は一面紫だった』、プリンスよ、安らかに」と語った。
リリースの噂に加えて、Spotifyは今週、ニューヨーク市の地下鉄や他の交通量の多いエリアに、プリンスのシグネチャーカラーである紫色の背景に同社のロゴを表示した看板広告を掲載し始めた。最近、音楽業界内でプリンスが近い将来Apple Musicに復帰するのではないかという噂が流れていたが、その主張は裏付けられることはなかった。
AppleにはApple Musicのサブスクリプションサービスを通じてプリンスの曲をストリーミングする権利がなかったが、同社はiTunesで彼の音楽を販売し、Beats 1ラジオで一部のカットを再生し続けた。