Apple は、2005 年前半に Tiger を公開する準備を進めている一方で、Web ブラウジングとディスク記録の改善を提供する Panther オペレーティング システムのアップデートにも同時に取り組んでいます。

Apple Computer は今週、Mac OS X 10.3.6 Update の最初の外部ビルドの配布を開始しました。これは、同社の成熟期にある Mac OS X 10.3 "Panther" オペレーティング システムの増分リビジョンであり、メンテナンスとパフォーマンスの修正を提供します。

Panther アップデートの初期のビルドは「7R」マイルストーンのメンバーであり、現在のバージョンは Mac OS X 10.3.6 ビルド 7R10 であると言われています。

信頼できる情報源によると、このアップデートでは Panther の Web ブラウジング、オーディオ、USB、グラフィックス カード ドライバー、および OpenGL が改善される予定です。

Apple は、Safari Web ブラウザ (1.2.4) および電卓 (3.2) アプリケーションの新しいバージョンを診断することに加えて、オーディオ アプリケーション、グラフィックス、FireWire、USB、および OpenGL 負荷の高いゲームのテストに重点を置くよう開発者に求めています。

Mac OS X 10.3.6 には、CD や DVD などの光学メディアの処理にも大きな変更が含まれると伝えられています。同様に、Apple は開発者に対し、ディスクへの記録を実験し、異常があれば報告することを奨励しています。

Panther アップデートの最新の Delta ビルドは約 90 MB で、30.4 MB のディスク イメージとしてデジタル配布されます。情報筋によれば、その質量の大部分は、蓄積されたフレームワークと拡張機能の改訂の結果であるとのことです。

Mac OS X 10.3.6 は年末までにリリースされる予定で、2005 年には連続した Panther アップデートが続く可能性があります。

関連ニュースとして、今週初めに Apple が Xsan ネットワーク ファイル システムのビルド 7N141 をシードしました。このソフトウェアは今秋後半に最初のリリースが予定されています。