Apple CEOのティム・クック氏は、2018年卒業生に向けた卒業式のスピーチのために母校デュークに戻り、スタンディングオベーションの中退場した。
クック氏は、気候変動やアップルの再生可能エネルギー利用に至るまで、多くの話題を取り上げ、卒業生に向けて、自分たちが思っていたよりも良い世界を離れるようにと明言した。
Appleの90年代後半の広告スローガンをあからさまに呼び戻すわけではないものの、クック氏は依然として卒業生に対し、現状をただ受け入れるのではなく「違う考え方をする」よう呼び掛けた。
クック氏は「自分が受け継いだ世界をただ受け入れるだけではいけない。現状をただ受け入れるだけではいけない」と語った。 「人々があえて違うことを試みない限り、大きな課題が解決されたことはなく、永続的な改善も達成されません。あえて違うことを考えてみましょう。」
クック氏のほとんどのスピーチと同様に、クック氏はスティーブ・ジョブズ氏を引き合いに出して、アップル創業者のビジョンに感謝の意を表した。
「これを深く信じている人から学ぶことができて幸運でした。世界を変えることを知っている人は、道に従うのではなく、ビジョンに従うことから始まります」とクック氏は回想した。 「彼は私の友人であり、私の師、スティーブ・ジョブズでした。スティーブ・ジョブズのビジョンは、偉大なアイデアは、物事をありのままに受け入れることを絶え間なく拒否することから生まれるというものでした。」
「私たちが自問するのは、何ができるかではなく、何をすべきかということです。なぜなら、スティーブはそうやって変化が起こると教えてくれたからです。そして私は彼から、現状に決して満足してはいけないと学びました」とクック氏は語った。 「この考え方は若者に自然に備わっているものだと思います。そして、この落ち着きのなさを決して手放すべきではありません。」