米財務省外国投資委員会(CFIUS)は、アップルのサプライヤーであるクアルコムに対し、ブロードコムによる1170億ドル規模の敵対的買収の試みを、頓挫する可能性はないにしても、延期するよう株主総会を30日間延期するよう命令した。
ブロードコムは被告人クアルコムはCFIUSに「秘密裏に」調査要請を提出し、これを「露骨で絶望的な行為」だと述べた、と報じた。ブルームバーグ。当初火曜日に予定されていた株主総会では、投資家らはブロードコムのクアルコム取締役会候補者6人に投票する予定で、当選すれば買収が容易になる可能性が高い。
ブロードコムは名目上外国企業であり、買収によって米国の半導体技術へのアクセスを獲得することになるため、CFIUSの関心は深刻な問題である可能性がある。しかし同社は本社を米国に移転する計画を進めており、これで懸念が払拭される可能性は十分にある。
クアルコムは現在、iPhone で使用されるセルラーモデムの一部を供給しており、世界的な法廷闘争特許とロイヤルティをめぐってアップルと係争中。後者は潜在的にインテルのみにする将来の iPhone には搭載されるが、ブロードコムがクアルコムの買収を管理すれば、その必要はなくなるかもしれない。
Broadcom は Apple のサプライヤーでもあり、統合会社は少なくとも Apple が無線チップに何をどのように支払うかに影響を及ぼすことになる。
「対米外国投資委員会(CFIUS)からの命令に対するブロードコム・リミテッドの対応は、重大な規制や規制を矮小化して無視するために、内容ではなく美辞麗句を用いて意図的に株主や一般大衆を誤解させようとする、今やおなじみのパターンの継続である。」国家安全保障の問題」とクアルコムは声明で述べた。AppleInsider。 「CFIUSは、米国の国家安全保障を守る責任を負う独立した複数の機関からなる米国政府機関である。CFIUSは、ブロードコムが提案した取引の結果として、またそれに関連して、米国に国家安全保障上のリスクがあると判断した。」
「ブロードコムの否定的なレトリックにもかかわらず、これはクアルコムとブロードコムの両方にとって非常に深刻な問題である。CFIUSの調査は彼らにとって驚きだったというブロードコムの主張には実際には何の根拠もない。ブロードコムは数週間にわたってCFIUSと対話しており、CFIUSに2件の書面による提出を行っている」 。
「CFIUSの命令に従い、クアルコムはブロードコム社のクアルコム買収提案をCFIUSが徹底的に調査できるよう、年次株主総会と取締役の選出を少なくとも30日間延期する。」