クアルコムは木曜日、取締役会がブロードコムからの1,210億ドルの修正提案を全会一致で拒否したと発表し、この提案はチップメーカーの資産を「著しく過小評価している」と述べた。
クアルコムの取締役会は、財務および法律アドバイザーのチームの支援を受けて、買収入札は取引失敗による下振れリスクを補うこともできないと判断したと同社は声明で述べた。
クアルコムはブロードコムへの書簡の中で、提示されている1,210億ドルの提案は、クアルコムの保留中のNXP買収、5G関連技術によってもたらされる「重要な機会」、進行中のライセンス紛争の「期待される解決」を考慮していないと述べた。訴訟当事者の名前は挙げられていないが、後者の検討においてクアルコムは、ライセンス料を巡るアップルとの長期にわたる法廷闘争に言及している。
昨年、Apple は10億ドルのスーツクアルコムに対して、チップメーカーが反競争的行為に参加し、その「独占力」を利用して過剰なロイヤルティを請求していると主張した。その後、Apple は同社へのすべてのライセンス料の支払いを停止したが、これはパートナーサプライヤーが採用した戦略である昨年の4月。
クアルコムは当初主張していた法的申し入れの集中砲火で反撃した。契約違反。同社はその後、特許侵害を申請して圧力をかけた。ドイツ、中国そして米国米国際貿易委員会にiPhone 8とiPhone Xの禁止を求める前に11月に。
Appleとの法的争いを超えて、クアルコムは複数の政府捜査の標的となっており、最近では告発を受けた。12億ドル部品の注文を確保するためにAppleに違法な支払いを行ったとしてEUの規制当局から罰金を科せられた。
ブロードコムは最初の買収入札でクアルコムを1株当たり70ドルで買収することを提案したが、その後数字を上げた1株あたり82ドルに。
修正された入札は拒否されたが、クアルコムは書簡の中で、価値と確実性における重大な欠陥とされる点に対処するためにブロードコムと会談する用意があると述べた。