モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏は最近、アップルの最高財務責任者ピーター・オッペンハイマー氏と会談し、アップルは株主への現金還元を増やし、成長を維持するために低価格のiPhoneを発売する可能性があるという印象を与えた。
ヒューバティ氏は金曜日の投資家向けメモの中で、アップルではイノベーションが依然として「最優先事項」であると述べた。だからこそ彼女は、AppleがiPhoneのラインナップを拡大し、「大きな価値を解放」してデバイスの販売を促進できる新しいサービスを導入すると予想している。
同氏は、アップルが現在提供しているローエンド端末であるiPhone 4の需要が12月四半期に驚くほど強かったと指摘した。粗利益率が 40%、カニバリゼーション率が 3 分の 1 であることから、いわゆる「iPhone mini」が増収増益と粗利を促進すると彼女は考えています。
「CEOの交代にもかかわらず、製品の決定とイノベーションに対する同社のアプローチはここ数年変わっていない」とヒューバティ氏は書いた。 「優れた製品を作ることがアップルの中核戦略であり、同社は今後の新製品やサービスのパイプラインについてこれまで同様自信を持っている。」
また、Apple の現金残高は 2012 年 3 月より 400 億ドル増加しているため、同社はより多くの現金を株主に還元する可能性が高いとヒューバティ氏は考えています。同氏は、iPhoneメーカーがS&P 500のITセクターの平均フリーキャッシュフロー支払額68%に匹敵する可能性があると信じている。
このままだと、Apple は 2013 会計年度に 280 億ドルを株主に還元する可能性があり、これは同社の配当総額の利回りが 6% になることを意味します。それは大幅な増加Appleの現在の四半期配当2.65ドル(利回り2.3%)を上回る。
より高い配当を支払うために、Apple は現金を借りることができるでしょう。同氏は、海外にあるアップルの現金の多さにより同社の柔軟性が制限されているが、これは低金利の負債を調達することで対処できる可能性があると指摘した。
モルガン・スタンレーはAAPL株の格付けを「オーバーウエート」に据え置き、目標株価は630ドルとした。