IBMは月曜日、Watson Health Cloudと呼ばれる新しいコグニティブ・コンピューティング・プラットフォームを発表した。このプラットフォームは、パートナーであるApple、ジョンソン・エンド・ジョンソン、メドトロニックと協力して、医療従事者にカスタムに合わせたデータ分析サービスを提供することになる。

Watson テクノロジーを中心に構築された IBM の新しいサービスは、フィットネス トラッカー、接続された医療機器、埋め込み型機器、その他のセンサーなどの個人用電子機器から提供される大量のリアルタイム データを取得して分析します。同社はまた、MobileFirst for iOS アプリのポートフォリオを拡張し、HealthKit を利用したソフトウェアを含める予定です。

潜在的な顧客により良いサービスを提供するために、IBMはマサチューセッツ州ボストンにIBM Watson Healthという専門のビジネス部門を設立しており、2,000人のコンサルタント、医療従事者、臨床医、開発者、研究者がWatson Healthの構築に注力する予定です。コンピューティング巨人は、現在のヘルスケア分析機能を拡張するために、ヘルスケアテクノロジー企業の Explorys と Phytel も買収しました。

Apple に関しては、IBM Watson Health Cloud は、iOS デバイスの所有者が HealthKit を使用しているか、ResearchKit 研究に参加していることによって記録された健康情報のための安全なオープン データ ストレージを提供します。この提携により、IBM のデータ分析機能へのアクセスも可能になります。

「Apple の画期的な ResearchKit を使用すると、研究者はモバイル デバイスの機能を活用して、世界中の多様な人々からの豊富なデータを提供するアプリを簡単に作成できます」と Apple のオペレーション担当上級副社長、ジェフ ウィリアムズは述べています。 「現在、IBM の安全なクラウドと分析機能により、さまざまな健康上の問題の発見を加速するための追加ツールが提供されています。」

Appleが最近リリースしたResearchKit 内医学研究目的で7億台ものiPhoneインストールベースを活用する方法として。 Watson Health Cloud を使用すると、HealthKit と ResearchKit からのデータを匿名化して共有し、これまでアクセスが困難だった既存の医療データ セットと動的に組み合わせることができます。

「ヘルスケア業界における当社の深い理解と歴史は、医師や研究者がAppleのHealthKitおよびResearchKitデータを通じて得られる洞察を最大限に活用できるようにするのに役立ちます」とIBMの研究およびソリューション・ポートフォリオ担当上級副社長のジョン・E・ケリーIIIは述べています。 「IBMの安全なデータストレージと分析ソリューションにより、医師や研究者は消費者の健康や行動データから、これまで不可能だった規模でリアルタイムの洞察を活用できるようになります。」

IBM は、クラウド サービスに加えて、エンタープライズ アプリケーションのスイートを作成することも計画しています。iOS 向けモバイルファーストApple との画期的なパートナーシップをさらに拡大します。今後登場するアプリは、企業が急性疾患から一般的なフィットネスまで、従業員の健康ニーズを管理するのに役立ちます。