Appleは、中国の知的財産裁判所におけるクアルコムのブロードバンドモデムチップのライセンス戦略に対する訴訟を拡大し、中国でのiPhoneの販売だけで10億元(1億4,530万ドル)の損害賠償を求めている。

Appleは水曜日の提出文書で、米国のチップメーカーに対する訴訟と同じことを主張している。Appleは、クアルコムが中国市場での支配的な地位を悪用してiPhoneメーカーから事実上不当なライセンス料を巻き上げていると主張している。は補償と、潜在的に違法なライセンス戦略の中止を求めている。

クアルコムの法務顧問ドン・ローゼンバーグ氏は、「アップルの中国子会社によるこれらの申請は、クアルコムの技術に対する支払いを減らす方法を見つけるアップルの取り組みの一部にすぎない」と述べた。声明の中でロイター。 「アップルは、他の100社以上の中国企業が受け入れている条件と一致する条件を提示されたが、検討することすら拒否した。」

金曜日にアップルが米国裁判所に提出した書類の中で、Appleがクアルコムを告発その「独占力」を活用するFRAND(公正、合理的、無差別)特許の約束を回避するため、たとえば標準必須特許に対して「恐喝レベル」の料金を請求する。

何よりもAppleは、クアルコムが執行機関に協力したことへの報復としてリベートを保留したことを示唆し、さらには金を免除する代わりにAppleに米連邦取引委員会(FTC)に嘘をつくように仕向けようとしたことさえある。 AppleもFTCも主張したクアルコムは2011年から2016年にかけてアップルにチップ供給の独占契約を強制し、それをリベートの条件としたという。

クアルコムは過去に中国で市場権力乱用の罪で有罪判決を受けている。同社は2015年2月、Appleが主張しているのと同じ行為を行ったとして政府による14か月にわたる調査を受け、9億7,500万ドルの罰金を支払った。

昨年9月に発売されたiPhone 7は、おそらくクアルコムの独占から逃れようとして、2社のLTEモデムサプライヤーを使用したAppleの最初のiPhoneモデルであり、2番目のサプライヤーはインテルだった。