メリルリンチは本日、アップル・コンピュータ株の格付けを「中立」から「買い」に更新し、同社株のリスク対報酬比が最近改善したと述べ、目標株価を72ドルとした。

このアップグレードを支持するにあたって、アナリストのリチャード・ファーマー氏は、同社の株価が再び魅力的だと考える理由について顧客に8つの例を提示した。

ファーマー氏は、Macの市場シェア拡大の可能性とiPodの減速の鈍化に対する自信の高まりに加え、同社のストックオプション調査による過剰額が減少し始めていると信じている。

同氏は顧客に対し、「ストックオプションの時期調査は終わりが見えないようで、潜在的なアップル株主が株式の購入を躊躇しているのは当然だ、とわれわれは感じている」と顧客に語った。 「調査にはまだ最終的な結論が出ておらず、不正行為の内容について法的見解は示していないが、(財務再表示は予想されていないという)アップル経営陣の声明は、リスクが低いことを示唆していると考えている。」

ファーマー氏はまた、iPod電話の可能性はニュースではないが、その経済的影響はコンセンサス推定の一部ではないとも述べた。同氏は、「経営陣が電話会議で(間接的ではあるが)公にそのことをほのめかしたという事実は、その導入が今後12カ月以内にコンセンサス予想に影響を与えるほどに近づいている可能性を裏付けるものである」と述べた。

携帯電話市場は2008年に10億台に近づく可能性があり、アナリストは、Appleが携帯電話を約300ドルで販売すると仮定すると、Appleが潜在的に獲得するシェア1%ごとに30億ドルもの増収増益を生む可能性があると考えている。

「ビジネスモデルとエコシステムの複雑さを考えると、電話ビジネスを打破するのは簡単ではありませんが、電話と他のモバイルメディアデバイス(iPodなど)が時間の経過とともに統合される中で、iTunesは消費者に差別化を生み出すことができる重要な資産であると私たちは考えています。」農家は顧客にこう言いました。

同アナリストがアップル株を保有する他の主な理由としては、同社の好調な新学期とホリデーシーズンの到来が差し迫っていること、インテルへの移行がほぼ完了していること、今後のマージン拡大、そしてアップルの2008会計年度に向けた世間の注目の移り変わりなどが挙げられる。 (評価の裏付け)。